貧しい家庭でも学力次第でまともな教育が受けられる
正社員と非正規労働者の差別化というものは、ある意味仕方のないことだと今まで考えられていました。
ですが、ここ最近にきて政府は正社員と非正規労働者の差別化を廃止しようという検討がされているのです。
要するに、正社員と同じような役割の仕事を任されているのであれば、非正規社員である派遣社員にもボーナスを与えてもいいのではないかということです。
派遣社員にとってはかなりありがたい話でもあるのですが、その反面せっかく苦労して正社員になった側からの人間からすればおもしろくないもなんともない話になってきます。
そんな賛否両論ある改定案なのですが、そもそも「働き方改革」で「同一労働同一賃金」の実現が議論される中で正社員と非正規労働者の差別は決してよくないという捉え方をしています。
ですので、派遣社員にも正社員と同等の仕事をしているのであれば、それなりの報酬としてボーナスがもらえる日も決してそう遠くはない話になってくるのです。
そうなることで、様々な問題解決が生まれてくるものも多いのではないかと思われます。
その一つに、貧しい家庭でもきちんとした教育を受けさせることができるというものがあります。
日々の生活で貯金にお金を回せない家庭にとっては、子どもに満足のいく教育というものがどうしても難しくなってきます。
やはり、高校や大学となればそれなりにまとまったお金というものが必要になります。
それを捻出するだけの収入があれば学業に専念もでき、子どもの夢も叶えてあげられるのではないでしょうか。
他には新しい制服や文具も準備できるので、買えないという理由からいじめに発展することもなくなるのではないかと思われます。
住宅ローンが組みやすくなる
正社員と非正規雇用労働者の差別化がなくなることにより、貧しい家庭でも子どもに満足のいく教育が受けさせることができるというメリットが出てきます。
後、こういった非正規雇用労働者の大半は家賃を払う形式の賃貸で生活している家庭がほとんどになります。
そもそも、派遣社員というのは大きなローンを組むこと自体難しく、銀行もまとまったお金を貸してはくれません。
正社員というのは、ある程度の年数を働いていればローンも組みやすくなり、住宅ローンで家を持つことも難しくはないでしょう。
そこで、非正規雇用でもボーナスがあれば年収も上がり、支払能力にも信頼性が生じることから住宅ローンが組みやすくなるといわれているのです。
とはいえ、毎月の家賃を支払うことを住宅ローンに当てるのも決してよくはありません。
家賃以外にも必要となる出費が必ず存在してくるということだけは頭に入れておかなければならないのです。