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現在、派遣社員と正社員の間での、人間関係に関するトラブルが増えているそうです。たしかに、正社員と派遣社員の立場は、まったく違います。派遣社員を「仲間」として歓迎してくれない社員もいるでしょう。また、いつ切り捨てられるか分からないという、派遣社員の立場を利用して、日頃のストレスを派遣社員にぶつけてくる人もいるそうです。しかし、派遣社員としては、その立場ゆえ、なかなかその「いじめ」を報告することができないのです。では、そのような問題には、目を瞑るしかないのでしょうか? 私は、派遣社員側からの働きかけで、問題は改善できると思っています。派遣社員は、正社員という、まったく異なる立場の人間と、どのように接していくべきなのか、考えていきたいと思います。

積極的なコミュニケーションを!

良好な関係性を築くには、積極的なコミュニケーションが欠かせません。こちら側から、積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。難しいことをしろと言っているわけではありません。挨拶や笑顔、ハキハキとした喋り方、常に周りに気を配ることなど、当たり前のことができるようにしましょう。特に、最初の段階が重要です。人間は、ファーストインプレッションで、その人の印象をだいたい決定してしまうと言われています。つまり、派遣社員も、はじめに良い印象を与えることができれば、社員との距離がグッと近づきます。そのため、とりあえず最初は、積極的に距離を縮め、慣れてきたら、徐々に自分に合った距離間を掴んでいけば良いと思います。

人の話はNG!

周りに合わせようと、誰かを影で悪く言ってしまったというような経験ありませんか? その場は盛り上がるかもしれませんが、良好な人間関係の実現にとっては、マイナスです。社内では、すぐに噂話が広がります。自分の言ったことが、本人の耳に届いてしまう可能性も十分にあります。それどころか、まったく違うニュアンスで伝わり、誤解を招くことにもつながります。本人がいない場所で、誰かの話をするのは控えましょう。

割り切ることも必要

当然のことですが、派遣社員はいつかその職場を去らなければいけません。そのため、割り切らなければいけない部分も出てきます。例えば、自分に対する陰口が耳に入ったとしても、些細なものであれば、「どうせ契約が切れたら、顔を合わせることも無くなるし、言わせとこう」と割り切って考えると、気が楽になりますよね。また、これは、仕事に関しても同じことが言えると思います。より効率的だからといって、自分のやり方を貫くのと、その会社で教わった通りやるのと、どちらが良いでしょうか? 一般的には、より良い方法があるなら、そちらを採用すべきかもしれませんが、派遣社員としては、教わった通り作業をこなすのが、反感を買わないで済む場合もあります。その場その場に合わせて、考え方を柔軟に変えられると良いでしょう。